episode 5 すべては手放す勇気からはじまる

みなさまこんにちは

11月はどのような1ヶ月になりましたか?

僕は初めてブラジルに行き

刺激的な経験をたくさんすることができました

リオデジャネイロに約2週間ほど滞在したんですが

アジア人に出会うことがなかったんです

これには驚きました

ロサンゼルスやニューヨークでは

たくさん見かけていたので

少し寂しい気持ちになりました

街中を歩いているだけで注目の的です

そして話しかけられます

ポルトガル語なので基本何を言っているかは本当にわかりません

なので僕は

Obrigado オブリガード(ありがとう)

Por fabor ポル・ファボール(〜をください)

De naea ヂ・ナーダ(どういたしまして)

Olá オラ(やぁ、こんちには)

Tchau チャウ(ばいばい)

基本的にみんなチャ・チャウって言っている。僕にはチャ・チャオにしか聞こえないけど。

ウィンク

グーサイン

だけで生活していました

今思えば当たり前だけど、滞在中は日本語を一切話さなかったなあ

ブラジルは治安が悪いってよく聞きますが

1人で行動していて危険を感じることはなかったですね(危険エリアには行っていないので)

マクドナルドを買って、袋を手でぶら下げて歩いていたら

小学校低学年くらいの3〜4人くらいの子たちに盗られはしましたが 笑

でもよく周りを見てみると

家の門は全部2メートル以上の高さで作られていたり

車道は常にクラクションが鳴っていたり

数百メートルおきに警察が立っていたので

気を抜いていると危険な目に遭うのかもしれません

なのでもし、このブログを読んでくださっているあなたが

ブラジルに行く機会がありましたら

十分に気を付けてくださいね


少し前置きが長くなってしまいましたが

ここから本題に入っていきましょう

今回の記事は

僕が27年間生きてきて学んだことのひとつを書いていきます

タイトルにあるとおり

「手放す勇気」

手放すというのは少し濁す言葉を使うと

捨てるということです

僕はこれまでたくさん捨ててきました

そして今の僕がいます

全部は話しきれないですが、ターニングポイントだったなと感じているところを

少し過去にさかのぼって話をしますね


~高校2年生の頃~

僕は授業中よく眠る子でした

眠っているときに寝ピクして机を蹴っ飛ばして

クラスのみんなを驚かしてしまうこともありました

その時は先生もこんなやつ初めて見たなんて言って笑っていました

教室の笑い声は蝉の鳴き声とともに静かになる

進学するか就職するか考える時期

当時僕は将来やりたいこともない

夢も持っていないどうしようもない学生でした

勉強したいこともないのに大学に行くのは

意味ないなと思って

就職する道を選びました

そして親は僕に言います

「就職するなら大手の会社にしなさい」

「大手だったら将来安心だよ」

「福利厚生もいいから」

当時僕はなんで大手の会社に就職したら

将来安心って言い切れるのかずっと疑問に思っていました

好きでもないことを仕事にして

なぜ?と

でも好きなことがなんなのかもわからないので

親に言われたとおり

大手の会社に就職しました

なんとなく入った会社だったけど

初めてのことだらけだったので最初はとても楽しかったです

上司に1人めちゃくちゃ厳しい人がいて

この人に気に入られる新人は

なかなかいないと周りの先輩たちが言っていました

じゃあ、この人に絶対気に入ってもらおうと思い

がむしゃらに仕事を頑張りました

終電で帰って朝の5時に起きることも多くありました

なにかで結果を出すには

すでに結果を出している人の真似をするのが1番手っ取り早いなと考え

先輩たちをこれでもかというほど

観察しました

観察しまくりました

声のトーン

会話のスピード

お客さんの名前の呼び方

笑顔の作り方

などなど

そして気になったことはなんでも質問しました

晴れて、1番厳しい先輩に気に入ってもらえて

仕事での成績も営業所でトップになることもでき

とても居心地がいい職場でした

だけど、ある日感じてしまったんです

誰かに怒られることもないし

仕事も上手くやれる

この居心地のいい日々に

“つまらない”と

この仕事をこれから先

10年、20年とやっていくことを考えたら

怖くなったんですよね

自分の成長が止まったまま時間を過ごしていくのではないかと

1週間ほど悩みました

仕事を辞めてからどうしようかと

やりたいこともないから

まずいな〜と

でももうこの仕事に対する気持ちが切れてしまっていたので

この状態のままでは仕事は頑張れません

辞めてからのことはなにも考えていなかったけど

上司に辞めることを伝えました

引き止められましたが

素直に言いました

仕事に対するモチベーションがなくなってしまった

違う刺激がほしいんですと

そして僕は辞めました

親はすごく残念がっていました

ごめんね

お母さん

お父さん

不安はあったけどそのおかげで

新たな挑戦をすることができました


お昼頃に寝癖いっぱいで起床する毎日

なにも考えずやめたので

どうしようかな

と考えながらのんびり日々を過ごしていた時

Twitterで、”一緒に稼ぎましょう”

みたいなツイートを発見し

すごい面白そうだなとおもい連絡し

会いにいきました

ちなみにこの頃の僕は

ドーナツ買ってあげるから付いておいで

って言われて付いて行ってしまう子供くらい

ピュアな心を持っていました(友達にピュアすぎて人に騙されそうと心配されていた)

実際会うとわくわくするような話をたくさんされ

僕の心もとてもわくわく

きっと瞳もキラキラしていたと思います

そして言われます

俺たちと一緒に仕事するには

最初に○○万円必要なんだなと(講師料って言ってました)

少し悩みましたが、お金を使う暇もないくらい

働いていたので貯金はある程度ありました

そして僕はお金を払います

よしこれでこの人達と一緒に働いて

学べるところは学んで

わくわくする人生にするぞ

その1週間後彼らとは連絡がつかなくなり

気づきました

僕は騙されたんだと

警察に連絡しようと思ったけど

親に迷惑かけるのは嫌なので

この時は勉強代として割り切りました


大好きなチョレートを頬張りながら

牛乳と一緒に

騙されてしまった悲しみを胃の中に流し込む

このとき僕は次の行動を考えていました

先ほども言ったとおり

当時の僕は”ピュア・オブ・ザ・キング”

そしてポジティブマンだったのです

騙されたけれども

この時の僕は、この人たちがたまたま悪い人達だったんだと思い込み

Twitterで別のいい感じの似たような人達を探して

再び会いに行きました

そしてまたわくわくするような話をされ

バカな僕はこの人たちは本物だ!!!!!

と目をキラキラさせていたと思います

それでまた最初にお金が必要だと(このときは講師料と情報料って言っていました)

でもこの時はもう貯金がほとんどありません

このことを素直に話します

すると消費者金融でお金を借りる方法があるよ

と話しをされます

でも借りるのが怖かったので

それも素直に話します

すると投資したお金は倍以上に返ってくるから大丈夫だよ

俺たちがついてるから

と言われます

僕は、それなら安心だと思ってしまい

お金を借りました

そして彼らに現金を手渡します

もう結末は分かりますよね?

3日後くらいに音信不通になり

騙されました。。

そしてこの時に僕は

数百万を失いやっと気づきました

この世界は悪い人たちばかりなんだと

そして、人のことは簡単に信用しちゃいけないんだと

この日をきっかけに

当時持っていたSNSのアカウントはすべて退会し

人を簡単に信じることをやめました



目をつむっているのにすごく眩しい

なにも考えずにぼーっとしたいのにこれじゃできない

僕はショックがデカすぎて

黄昏るために

公園のベンチで空を見上げていました

ポジティブマンの僕もさすがにこのときは

落ち込んでいました

通帳には50,000円くらいしか入っていない

それを見るたびに深いため息が出る

唯一の救いはまだ実家に住んでいたので

ご飯は食べれるということ

でも親の力はなるべく借りたくなかった

親にはとても感謝しています

そして嫌いでもない

じゃあなぜ力を借りたくないのか?

それは僕が割と甘やかされて育ってきたから

僕は居心地の良い環境につまらなさを感じてしまう人間です

親が僕に甘くなる理由はなんとなく察していました

これは記憶のない話なんですが

僕は3歳くらいの頃に

お母さんと繋いでいた手を振り払って

車道に向かって走りだしてしまったことがあるみたいです

そしてお母さんの目の前で轢かれました

お父さんもみたことがないくらい

泣き崩れていたみたいです

そして魂が抜けてしまったような状態

誰もが助からないと思ってしまう姿をしていた僕

結果、お医者さんが何時間も頑張って手術をしてくれたおかげで

僕は生きていました

こんな出来事があってしまったので

お母さんはとても責任を感じてしまい

僕にとても甘かった

車に轢かれたことは身体に傷が残っているので

小学生の頃から理解はしていました

でもこの話を詳しくお父さんから聞かされたのは高校生の頃

その時に事故直後の母親の状態をはじめて知りました

そんなことも知らずに僕は中学生の頃はしっかりと思春期をやっていました

お母さんにひどいことを言ってしまっていたかもしれない

今も当時のことを思い出すと本当に心が痛く苦しくなります。。



要するに親を安心させたかったんです

親の力を借りないで1人で生きていけるようになって

大きな親孝行をしたかった

なのでもちろん借金のことは親には言いませんでした



そして僕はとりあえず今すぐにでも働かなきゃと

ネットでアルバイト求人を探します

でも納得のいくものが見つからない

「都内 稼げる仕事」

って検索したらたくさん色々なものが出てくるが

全てが怪しく見えてしまう

ホストも一瞬考えたがトークが苦手なので

候補から外す

それでふとおもう

建築現場で働くのが面白そうだなと

僕の友達は職人をやっている人がたまたま多かったので

いろいろ聞いてみた

頑張れば稼げるよと言っていた

ただ慣れるまではきついよと

初めてやることなんてなんでも大変だし、問題ない

とりあえず稼げるならやるしかないとおもい

僕はその3日後にはもう初めての出勤をしていました



幼稚園の時から高校生までずっとスポーツをやっていたし

体育会系の世界はそれなりに渡り歩いてきたので

この仕事もすぐにこなせるようになるだろう

正直そんなふうにおもっていました

でもその甘い考えはすぐに違うものだと気づきます

まず体力がついていけない

そして覚えることがたくさん

仕事のスピードに追いつけない

間違えたことをしたら頭を引っ叩かれたり、太ももやお尻を蹴られる

そして出来ないならやるんじゃねえよと言われる

正しいことをしても調子に乗るんじゃねえよと言われる

正直僕の人生で1番の体育会系の世界でした

落ち込むこともたくさんありましたが

刺激的だったし、こんなボロボロのまま逃げるなんて

ダサいなとおもったので

本当にがむしゃらに頑張りました

間違えて怒られることを恐れずに挑戦して

たっくさん怒られました

でもそのたびに心の中で

これは強くなるために必要なことだ

と言い聞かせました

ほぼ完璧に仕事ができるようになるまでたぶん2半年はかかりました

そのころには、仕事のことで怒られることはほぼなくなりました

そして借金も無事に返済は終わっていました

実家も働き始めて3ヶ月後には出ていました

お金の余裕も出てきていたので

休みの日は毎週職場の人たちと夜な夜な遊びまくりました

このときはお酒も浴びるほど飲んでいました

楽しい日々を送っていました

が、ある日急に気づいたんですよね

楽しいけどこの生活をずっと続けていても

自分が今のレベルから進化することはないなと

そしたらまた怖くなってしまったんですよね

それからは遊びの誘いを断り

遊びに使っていた時間を筋トレと読書に時間をあてました

と言っても週に1,2回の筋トレじゃ筋肉をつける自信がなかったので

寝る時間を削ってほぼ毎日最低でも1時間は行くようにしていました

当時の僕は会社が忙しかったこともあり

昼の現場と夜の現場で働くということを月曜日から土曜日まで毎週やっていました

昼の現場が終わって一旦家に帰り、他の人が夜の現場のために仮眠しているときに

僕はジムに行きました

日によって昼の現場が夜遅くまで続いて家に帰るのが日付が変わってからのこともありました

この場合は深夜の1時とかにジムに行って

朝の5時に起きたりしてまた仕事に行っていました

そして身体を大きくするためにとにかく食べました

もう食べられないっていう限界がきても泣きながら白米を食べました

それでも食べられないなら白米を口に入れて水で流し込みました

電車や車で現場に行く時、仕事の休憩時間に

食べて、本を読んで、YouTubeで筋トレの知識を蓄えました

睡眠時間もだいぶ削っていたので

おにぎり片手、本を片手に口の中に白米が残ったまま車で寝てしまうこともありました

電車の中で立ったまま寝てしまって膝から崩れ落ちることもありました

夏の時期なんかは仕事中に身体の限界がきて

足と背中と腕が攣ってしまって動けなくなることもありました

でもこれだけがむしゃらに頑張っていたら

70キロだった体重が84キロになり

職場の誰よりも力もちになることができました

そしてこの頃にはここまで変われたことにより

ある程度自分に自信が持てるようになっていました

怖くなってしまっていたSNSもまた初めてみようかなとおもえるようになり

筋肉の投稿をしてみることにしました

少し日常につまらなさを感じていたので

SNSを再開したのはとても正解でした

自分よりマッチョな人たちがいてすごく刺激になり

男性だけじゃなく女性トレーニーも頑張っている人がたくさんいて

とてもモチベーションが上がりました

負けていられないなと

そしてある日一通のDMが届き

ざっくりいうとお金を稼ぎましょうよ

今の人生に満足していますか?みたいな内容でした

さすがにこの時は無視をしようとおもいました

でも僕の好奇心が働いてしまったのと

「今の人生に満足していますか?」

という言葉に人生で一度も満足したことがなかった

僕は意識が向いてしまいました

文面もとても感じのいい人だったので

話だけ聞いてみようとおもい

電話をすることになりました

話がとても上手いんですよね

自然と引き込まれてしまうくらい

そのあとどうなったのかはもう分かりますよね?

全部ではないですがまたお金を失いました

もうね自分何やってるんだろうと

また本当に落ち込みました

でもSNSを再開していたおかげで

今までなかった人脈ができ

いろいろなことがあり

そのおかげで今の僕がいます

SNSでたくさんの失敗をしたけれど

結果SNSに救われているという

なんとも面白い人生ですね 笑





ここまで読んでくださり本当にありがとうございます

最初に比べたらブログを書くペースがはやくなった気がします

やはりなんでも慣れなんだなあとしみじみ感じている今日この頃

今回の記事のまとめなんですが

僕が何を学んだかというと

何かを得るには何かを失うということ

これって何にでもあてはまるんですよね

例えをあげたらキリがないのであげないですが

何にでもです

時間

友達

お金

プライド とか

そしてこの失うものが大きければ大きいほど

得れるものも大きい

でもこの失うものが大きければ大きいほど

怖くなってしまうんですよね

だから勇気は必要

この世界に魔法があるのならば

それは自分が持つ勇気なのではないかとおもいます

人が何かに挑戦しようとするときって

応援してくれる人もいれば

お前なんかにそんなことできないよとか

そんなことして意味あるの?とか

どこ目指してるんだよ?とか

やめといた方がいいよとか

ネガティブなことを言ってくる人が絶対にいるんですよね

そんなことは気にせず突き進むべきだし

僕の経験上そんなことを言ってくる人に限って

大きなリスクをとったことがない人です

僕は馬鹿で不器用なので

これをやるってなったらもうそこにしか集中できなくなってしまう

だからネガティブな意見はほとんど聞こえてこないですが 笑

そして人生を豊かにするためには常に

自分を日々アップデートしていくこと

小さい大きい関わらずに成功体験を積み重ねることはとても大事だなと

これが色々経験して学んだことです



今月は12月ですね

もう1年終わってしまう。。

今月は来年の目標をゆっくり考えたいとおもいます

目標がないとどこに向かって突っ走っていいのかわからないですからね(゚ω゚)

あと1ヶ月

気持ちよく年を越せるように頑張りましょうね

みなさまの1日1笑顔と健康を祈っております

それではまた

Have a great month



☆おまけ☆

夜な夜な遊んでいた時の僕
この時期は常にクマがひどかった
酔いすぎて逝ってる時?


こんな時もあったんです 笑

今はもう22時には寝たい

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3件のコメント

12月のブログを読んで、とても興味深かったです。 次から次へと、しかも似たような方法で騙されるのが面白いですね。 90年以降に生まれた人は、本来、自分が何をしたいのか、何を必要としているのかがわからないと言われていますが、あなたはその典型的な例と言えるでしょう。
あなたは、おそらく同年代のティーンエイジャーと大差なく、簡単におだてられ、何も考えずにやってしまう、そういうティーンエイジャーが多いのではないでしょうか。
こんなに愛してくれる親がいるなんて羨ましい。 事故は残念だったけど、親に大事にされてよかったね。 それどころか、私はあなたほど幸運ではありませんでした。 私がまだ幼い赤ん坊の時に母は亡くなり、父はどこにいるのかわからないまま流浪の身となっていました。 私は両親のいない幼少期を過ごしました。 だから、よくしてあげて、元気に生きて、安全に健康に育ってね、それが恩返しだよ。
これからも黙って愛し、応援しています。
神様があなたを導き、守ってくださいますように。

いい意味でも、悪い意味でも素直なんだなと思いました。

お金持ってると悪い人がやって来ることがあるので、良い話には、疑う事も必要です。

でも、成宮さんの素直さがなくなってしまうのは、個人的に寂しいかな笑。

You are a brave person to share your personal life with us, you have my respect.
I love reading this blog. You share your positivity with us and for that I thank you.

I wish you a great festive season, I hope you keep well, happy and focused on your goals!

Look forward to January blog post!

Tony